【7日間】Blenderを挫折せずに独学する完全ロードマップ|現役CGデザイナーが日割り設計

「Blenderを始めてみたけど、3日でやる気が消えた」「ドーナツチュートリアルは終わったけど、次に何を作ればいいかわからない」── 3DCG初心者なら、誰もが通る道です。

こんにちは、現役のCGデザイナーをやっているあかまるです。私自身、Blenderは案件で触り始める前に独学期間がありました。そのときに痛感したのが「独学の難しさは、Blenderそのものではなく”学習設計”にある」ということ。

この記事は、夏休みや連休、あるいは集中的に学習時間を取れる7日間で「Blenderを自走できる脳」を作るための日割りカリキュラムです。1日あたり2〜3時間 × 7日間、合計15〜21時間の設計。現役の現場視点で「ここで詰まる」を先回りした構成にしています。

この記事を読み終わる頃には、7日間の学習プランの全体像と、各日にやるべきこと・避けるべきことが明確になっているはずです。挫折せずに「Blenderで自分の作品を1つ仕上げる」までを最短ルートで設計します。

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目次

なぜBlender独学の8割は3日目で止まるのか

結論から書くと、Blender独学が続かない最大の原因は「最初の3日間で何が起きるか知らないまま始めること」です。意志の問題でも、向き不向きでもありません。学習曲線の形を知らずに走り出すから、3日目に必ず来る「停滞感」を「自分の限界」と勘違いしてしまうのです。

挫折は意志の問題じゃないよ!学習設計の問題なんだ。先に「ここで詰まる」って知っておくだけで、生存率がめちゃくちゃ上がるよ!

データで見る挫折ポイント:1日目の万能感、3日目の停滞感

Blender学習者のSNS投稿や学習記録ブログを見ていると、ある共通パターンが見えてきます。

Blender独学7日間のモチベーション推移グラフ。1日目の万能感ピーク、3日目の壁、5日目の崖という2つの挫折ポイントを経て、7日目以降に自走レベルへ到達する曲線を可視化

1日目は「思ったより動かせた!」という万能感。ところが3日目あたりで「同じ操作を3回繰り返してもまだ覚えていない」という現実にぶつかります。私自身、初学時にここで一度Blenderを閉じました。次に開いたのは2週間後でした。

そして5日目前後、もう一度「自分の作品を作ろうとして手が止まる」という第2の谷が来ます。この2つの谷を事前に予告しておくだけで、独学の生存率は大きく変わるというのが、私が現場で後輩を指導する中でも実感していることです。

「ドーナツチュートリアルだけ」では仕事につながらない理由

Blender学習の入り口として有名なのが「Blender Guru」のドーナツチュートリアルです。全16〜24本の動画で、モデリングからレンダリングまで一通り学べる優れた教材。これ自体は素晴らしい。

ただし、私が現場で見てきた限り、「ドーナツを完走しただけで止まる人」が圧倒的多数です。なぜか。動画通りに手を動かすことと、自分の作りたいものを形にすることは、まったく別のスキルだからです。チュートリアルは「答えのある問題集」、自作は「答えのない応用問題」。この間には大きな谷があります。

7日間で「自走できる脳」を作るという発想

この記事のゴールは「Blenderの全機能をマスターすること」ではありません。7日間が終わったあとに、自分の力で1作品を仕上げ、次の課題を自分で設定できる状態を作ることです。

具体的には次の3点を達成します。

  • 操作の地図ができている:どの機能がどこにあるか、検索する必要がない
  • 応用の型ができている:見たもの・作りたいものを「Blenderの工程」に変換できる
  • 次の学習課題が見えている:8日目以降に何を学べばいいか自分で判断できる

学習を始める前に揃えるべき3つの環境

Day 1に進む前に、必ず確認しておきたい環境が3つあります。ここを雑に始めると、後半で必ず詰まります。最初の30分だけ、ここに投資してください。

① Blenderのバージョン選び:4.5 LTSが2026年の正解

2026年6月時点でのおすすめは Blender 4.5 LTS です。LTS(Long Term Support)版は2027年7月までサポートが続く長期安定版。最新の5.x系もありますが、独学初心者は最新を追う必要がありません。

理由は明確で、世のチュートリアルや書籍の大半が4.x系を前提に書かれているから。最新版だとUIが微妙に違って詰まるケースが多発します。私自身も新人時代、「教科書通りにメニューを開けない」という地味だけど致命的な詰まり方を経験しました。学習段階では、教材との互換性が最優先です。

② PCスペックの最低ライン:ここで詰むと全部止まる

Blenderは無料ですが、PCスペックが足りないと学習効率は半減します。ビューポートが秒5フレームしか動かない環境で、操作の感覚は身につきません。最低ラインの目安は次の通り。

パーツ最低ライン快適ライン
CPUIntel Core i5 / Ryzen 5(直近3世代以内)Core i7 / Ryzen 7
メモリ16GB32GB
GPUGeForce RTX 3050 / 4050RTX 4060 Ti 以上
ストレージNVMe SSD 512GBNVMe SSD 1TB

機材選びでつまずきそうな方は、3DCG制作に必要なPCスペックとは?初心者向けパソコン選びで予算別の具体的な機種まで踏み込んで解説しています。

③ 学習時間の設計:1日2〜3時間 × 7日間が黄金比

「1日に何時間やればいいか」もよく聞かれます。私の答えは1日2〜3時間、合計15〜21時間。これより短いと操作が定着せず、長すぎると3日目までに燃え尽きます。

注意点として、「平日30分 × 7日」のような細切れスケジュールは推奨しません。Blenderは1セッションでまとまった時間集中することで、ショートカットと画面構造が脳にマッピングされていく性質があります。夏休み・連休・年末年始など、まとまった時間が取れるタイミングで一気に進めるのが、効率的にも挫折回避的にもベストです。

Blender独学7日間カリキュラムの全体俯瞰図。Day1基本操作、Day2-3ドーナツチュートリアル、Day4自作応用、Day5マテリアル、Day6ライティング、Day7仕上げ公開までの日割り構成

【Day 1】操作の地図を頭に入れる(所要2時間)

初日のテーマはただ一つ、「視点を動かし、オブジェクトを動かす感覚を体に入れる」こと。チュートリアル動画はまだ見なくて大丈夫です。

ショートカットを「覚える」のではなく「位置で覚える」

初日でつまずく人の典型が「ショートカットを暗記しようとする」です。やめてください。Blenderのショートカットは100以上ありますが、最初の1日で覚えるべきは次の5つだけ。

  • G(Grab:移動)
  • R(Rotate:回転)
  • S(Scale:拡縮)
  • Tab(編集モード切替)
  • マウス中ボタンドラッグ(視点回転)

この5つを30回ずつ繰り返す。これだけで、初日の前半は終わります。「キーが指の感覚で押せる」状態にするのが、初日の唯一のゴールです。

視点操作・選択・移動・回転・拡縮 ─ この5つだけで初日は終わる

初期配置のキューブを使って、ひたすら G・R・S を繰り返してください。視点をぐるぐる回しながら、立方体を伸ばしたり縮めたり、傾けたり。「Blenderの3D空間は、こういう手触り」を体感するのが目的です。

余裕があれば、Shift+A で新しいオブジェクト(球、円柱、平面)を追加して、同じ操作を繰り返します。この時点ではモデリングを目指す必要すらない。動かす・回す・拡大縮小する。それだけで2時間使い切って構いません。

初日にやってはいけないこと:いきなりドーナツに手を出す

「YouTubeで初日からドーナツチュートリアルをやり始めて、3時間で疲れて寝た」── これが典型的な失敗パターン。

ドーナツチュートリアルは「Blenderの全機能をなぞる」設計になっているため、基本操作が体に入っていない状態で挑むと、情報量に押し潰される。Part 1の途中で「動画を一時停止しては巻き戻し」を繰り返し、3時間経っても何も完成しない、という状態に陥ります。

現役プロからの提案として、もうひとつ。初日のうちに「シーン > 単位 > 長さの単位」をミリメートルとメートルで切り替えてみてください。後で機械系・建築系のモデルを作るときに、この感覚が効いてきます。私が自動車CG現場で最初に新人に教えるのも、この単位設定です。


【Day 2-3】Blender Guruドーナツ:ただ真似するのではない見方

2日目から、ようやくBlender Guruのドーナツチュートリアルに入ります。世界中で最も再生されているBlender入門教材で、これを完走するだけでも初心者の上位20%には入れます。

1回目で完璧を目指さない、これ最重要だよ!動画と完全に同じものができなくても、全然OK!7日目に振り返ったとき「ああ、あれがこういう意味だったのか」って腑に落ちる瞬間が必ず来るから!

Day 2(2〜3時間):Part 1-8 モデリング工程

2日目はモデリングに集中。ドーナツの本体と、フロスティング(垂れる氷砂糖の部分)、皿のモデリングまで。ここで使う主要機能は サブディビジョンサーフェス、ソリッド化、シュリンクラップ あたり。

ここでのコツは「動画を1.25倍速で1回通しで見てから、もう一度0.75倍速で手を動かす」こと。1回目は概観把握、2回目で実作業。これだけで、迷子になる回数が劇的に減ります。

Day 3(2〜3時間):Part 9-16 マテリアル・ライティング・レンダリング

3日目はテクスチャ、マテリアル、ライティング、最終レンダリングまで。Blenderのほぼ全領域を一気に駆け抜ける濃厚な日です。

ここで詰まりやすいのが、シェーダーエディタのノードの繋ぎ方。「色のついた点と点を線でつなぐ」UIに慣れていない人は、ここで一度立ち止まります。この時点では深く理解する必要はなく、「動画通りに繋げばOK」で進めて構いません。ノードの意味は5日目以降にじわじわ腑に落ちてきます。

「3日目の壁」:操作が手についていない感覚への対処法

Day 3の終わりに、ほぼ100%の確率で襲ってくるのが「これだけやったのに、まだ自分で何も作れる気がしない」という感覚です。

これは正常な反応です。3日間で人が習得できる情報量には物理的な上限があり、Blenderの全機能はそれを大きく超えている。「できない」のではなく「まだ消化中」だと認識すること。ここで自分を責めるのが、独学最大の罠です。


【Day 4】”自分の題材”でドーナツを応用する(挫折ポイント最大)

7日間のカリキュラムで最大の挫折ポイントがここ、4日目です。ドーナツが終わって、いざ「自分で何か作ろう」となった瞬間に手が止まる。私自身もここで一度Blenderを閉じました。

Blender独学Day4の題材選びフロー図。ドーナツチュートリアル完了後、3鉄則(身近・単純形状・参考画像3枚以上)に従ったOK例(マグカップ、リンゴ、サイコロ等)とNG例(アニメキャラ、自動車、人物等)の対比

なぜここで多くの人が挫折するのか

原因は2つあります。1つ目は「いきなり難しい題材を選ぶ」。アニメキャラ、自動車、武器、人体── どれもDay 4で手を出す題材ではありません。私が現場で見てきたかぎり、ここで野心的すぎる題材を選んだ人の9割は1週間以内にBlenderを閉じます。

2つ目は「題材が決まらない」。「何を作ればいいかわからない」状態で1〜2時間悩んで、結局Blenderを起動せずに終わる。これがDay 4の典型的失敗です。

題材選びの3つの鉄則:身近・単純形状・写真資料あり

Day 4で選ぶべき題材の条件は次の3つです。

  1. 身近にある:今、目の前にある or 5分以内に写真が撮れる
  2. 単純な回転体 or 押し出しで作れる形状:マグカップ、ペットボトル、消しゴム、レンガなど
  3. 参考画像が3枚以上集まる:角度違いで撮影 or ネットで集める

OK例:マグカップ、リンゴ、サイコロ、缶コーヒー、文庫本、ティッシュ箱

NG例:アニメキャラ、車、家、人物、ピストル、ロボット

「メロンパン理論」:ドーナツの隣にあるものから始める

個人的に推している考え方が、「メロンパン理論」です。ドーナツが作れたなら、メロンパンも作れる。ドーナツと同じ「焼き菓子・回転対称+表面の凹凸」というロジックを共有しているからです。

同じく「ドーナツの隣」にある題材として、食パン、目玉焼き、おにぎり、リンゴ、マカロンあたりは、ドーナツの応用範囲で作れます。「ドーナツチュートリアルで習った技術の8割が再利用できる題材」を選ぶ、これが Day 4の最適解です。

3DCG学習全体の進め方や、Blender以外のソフトも含めた未経験からのスタート方法については、3DCG初心者ガイド:未経験者が最初にやるべき4ステップ + FAQで網羅的に解説しています。


【Day 5】テクスチャとマテリアルの理解を1段深める

5日目は「見栄えを劇的に変える日」です。Day 4で作った自作モデルに、テクスチャとマテリアルを当て込みます。同じモデルでも、マテリアルの質で完成度が3倍変わります。

プリンシプルBSDFを「色を変えるだけ」で終わらせない

Blenderの標準マテリアルであるプリンシプルBSDF。初心者の多くは「Base Color(色)」だけをいじって満足しますが、それは宝の持ち腐れです。

5日目に触ってほしい3つのパラメータは Roughness(粗さ)・Metallic(金属度)・Normal(凹凸)。この3つを動かすだけで、「プラスチック・金属・布・木材」がそれっぽく作り分けられるようになります。3DCGの質感は、突き詰めるとこの3つのパラメータの組み合わせでほぼ表現できる、と現役の現場でも私は感じています。

無料テクスチャサイトの使い分け(Poly Haven / ambientCG / Texture Haven)

テクスチャは自分で作る必要はありません。商用利用可能・無料の高品質テクスチャサイトが充実しているからです。私が独学者に勧めるのは次の3つ。

サイト名強み用途
Poly HavenHDRI・PBRテクスチャの定番木・金属・コンクリート系
ambientCG素材バリエーション圧倒的布・革・タイル系
Texture Havenシームレス処理が綺麗地面・壁面の繰り返し系

いずれもCC0ライセンス(著作権完全フリー)なので、商用ポートフォリオでも安心して使えます。

UV展開を「とりあえず触る」レベルで通過する戦略

5日目で初心者が必ず詰まるのが UV展開(3Dモデルを平面に展開する作業)。完璧に理解しようとすると、それだけで2日かかります。5日目では「とりあえずスマートUV投影で1ボタンで展開する」で構いません

現役プロからの本音を言うと、UV展開は最初から完璧を目指してはいけません。私自身、新人の頃は丁寧にやりすぎて時間を溶かしました。先輩から「最初は雑でいい、必要になったら戻ってこい」と言われ、そのとおり1年後に必要性を理解してから真剣に学び直しました。Day 5の段階では「テクスチャが破綻して見えなければOK」で十分です。


【Day 6】ライティングと構図で”見栄え”を一段上げる

6日目のテーマは「同じモデルを2倍プロっぽく見せる」。鍵を握るのが、ライティングとカメラ構図です。

6日目のレンダリングが、独学のご褒美だよ!初めて「これ自分が作ったの!?」って思える瞬間が、たぶんここ!

三点照明の概念をBlenderに落とし込む

写真・映画・3DCGの世界で共通する基本ライティング理論が 三点照明(Three-Point Lighting)です。

Blenderの三点照明の基本配置を上から見た概念図。被写体を中心にKEYライト(主光・100%)、FILLライト(影消し・50%)、BACKライト(輪郭強調・70%)を配置した3DCGライティングの基本理論
  • キーライト:主役を照らす最も強い光(斜め45度・上方から)
  • フィルライト:キーライトの反対側から弱く照らし、影を薄める
  • バックライト:背後から照らし、輪郭を浮き立たせる

これだけで、Blenderのデフォルトライト1個レンダリングと比べて見違えるほどモデルが立体的に見えます。私が自動車CG現場で最初に学んだのも、まさにこの三点照明でした。

HDRIを使った”その場しのぎ”の良ライティング

三点照明を組むのが面倒なら、HDRI(全方位の環境写真)を使う方法もあります。Poly Havenから無料HDRIをダウンロードして、ワールド設定に貼り付けるだけ。これだけで、屋外光と環境反射が一気にリアルになります

製品撮影向けの「白背景HDRI」「スタジオライティングHDRI」もあるので、自作モデルのジャンルに合わせて選んでください。

カメラの focal length が作品の印象を変える

地味だが効くのがカメラの焦点距離(Focal Length)。デフォルトの50mmから、35mm(広角)や85mm(望遠)に変えるだけで作品の印象が大きく変わります。

小物・製品系は 50〜85mm でやや圧縮した構図、空間系は 24〜35mm で広がりを出す。これだけ覚えておけば、Day 6のレンダリングが「写真っぽく」仕上がります。


【Day 7】ポートフォリオ第1作を完成させる

最終日。Day 4〜6で作り上げたモデルを「人に見せられる1枚」として仕上げます。ここで重要なのが「完成させる」という体験そのもの。

レンダリング設定の最低限(Cycles vs Eevee の選択基準)

Blenderには大きく2種類のレンダラーがあります。

レンダラー特徴こんな人に
Cycles物理ベース・高品質・低速静止画ポートフォリオ向け
Eevee Nextリアルタイム・高速・やや簡略化アニメ・ゲーム向け表現

Day 7の初作品はCycles + サンプル数128〜256で十分です。時間がかかってもいいから、解像度1920×1080以上で書き出すこと。SNSやポートフォリオサイトに掲載する前提なら、これが最低ラインです。

ArtStation / X / pixiv ─ 公開する場所を決める

完成したら、必ずどこかに公開してください。公開しない作品は、独学において「完成しなかった作品」と同じです。私の経験則ですが、外に出すことを前提に作ると、最後の仕上げのクオリティが目に見えて上がります。

  • ArtStation:海外含む業界人の目に止まる。就職活動の母艦
  • X(旧Twitter):即時の反応・コミュニティ形成
  • pixiv:イラスト・キャラ系なら反応が大きい

ポートフォリオ用の見栄え良いレンダリング設定や、ワイヤーフレームを綺麗に書き出す方法は、Maya Arnoldを使ったワイヤーフレーム書き出し|ポートフォリオ用で実例付きで紹介しています。MayaユーザーだけでなくBlenderユーザーにも応用できる考え方です。

7日間の振り返り:次の30日で何を学ぶか

7日間が終わった時点で、あなたは Blenderの全体像を一通り走り抜けた状態になっています。ここから先、何を深掘りするかは、作りたいものによります。

  • キャラクター志向 → スカルプト・リトポロジー・リギング
  • 製品・建築志向 → 寸法精度・サブD・PBRワークフロー
  • 映像志向 → アニメーション・物理シミュレーション
  • ゲーム志向 → ローポリ・UV最適化・Unity/UE連携

どの方向にせよ、「7日間で1作品仕上げた」という事実そのものが、今後の学習継続の最大の土台になります。


7日間が終わった後、独学を続けるための3冊+1

7日間カリキュラムをやり切ったあなたが、次の30日・90日を走り続けるための厳選書籍4冊を紹介します。書店で立ち読みできない地方の方や、PDFよりも紙でじっくり読みたい方向けです。

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📘 まず1冊目に置くべき教科書
はじめての3DモデリングBlender 4 超入門 改訂新版
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山崎聡 著 / KADOKAWA / Blender 4対応

画面キャプチャが極端に多く、「文字を読む」のではなく「目で操作を追える」構成。本記事の7日間カリキュラムの「教科書」として最も相性が良い1冊です。

💬 現役CGデザイナーから一言:独学初日にYouTube動画と並行で開いておくと、用語の引き当てが圧倒的に早くなります。「あの機能、どのパネルだっけ?」を一瞬で解決できる索引代わりに。

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フォトリアルではなくイラスト調・アニメ調の表現に焦点を当てた1冊。NPR(ノンフォトリアル)系に進みたい人、SNS映え重視の人向け。

💬 現役CGデザイナーから一言:「Blender = リアル」一辺倒の教材が多い中、貴重なイラスト系ノウハウ集。Vtuber素材・キャラ立ち絵などのアウトプット志向と相性◎。

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🛠️ モデリング技法を体系で学ぶ
Blender 3DCG モデリング・マスター
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秀和システム / モデリング特化解説書

モデリングの「型」と「考え方」を体系的に学べる中級者寄りの1冊。7日間カリキュラム完走後、Day 8以降の本格学習の入口として最適。

💬 現役CGデザイナーから一言:「とりあえずポリゴンを足していく」状態から、「意図を持って面を構成する」状態に脱皮するための1冊。新人時代に出会いたかった本です。

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独学に限界を感じたら ─ プロから学ぶという選択肢

7日間カリキュラムで全体像をつかんだあと、ほとんどの人がぶつかるのが「独学では深く到達できない領域がある」という現実です。

独学で詰みやすい3つの領域(リギング・アニメ・スカルプト)

私が現場で見てきた中で、独学だけで突破できない人の比率が高い領域が3つあります。

  • リギング:ボーンとウェイトの理論。誤った理解が定着しやすい
  • アニメーション:カーブの読み方、タイミングの感覚。教材だけでは身につきにくい
  • スカルプト:解剖学知識と手の感覚。フィードバック不在では成長が遅い

この3領域は、独学で1年かかる内容を、スクールなら3ヶ月で到達できる典型です。時間と機会費用を考えると、要所だけプロに教わるのが合理的な選択肢になります。

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独学に限界を感じたら、プロから学ぶ選択肢を

3DCGは「使える」と「仕事にできる」の差がとても大きい分野です。
現場のお作法、ポートフォリオの作り方、業界とのつながりまで含めて学べるのが
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まとめ:7日間は”始まり”であって”ゴール”ではない

長くお付き合いいただきありがとうございました。最後に、7日間カリキュラムの要点をまとめます。

  • Day 1:操作の地図を入れる(5つのショートカットを30回反復)
  • Day 2-3:Blender Guruドーナツ完走(1回目で完璧を目指さない)
  • Day 4:自分の題材で応用(身近・単純・写真資料ありが鉄則)
  • Day 5:マテリアル3要素(Roughness/Metallic/Normal)を触る
  • Day 6:三点照明とカメラ焦点距離で見栄えを上げる
  • Day 7:ポートフォリオ第1作を公開まで持っていく

もう一度強調しますが、7日間は「始まり」であって「ゴール」ではありません。この7日間でやることは、「自走できる脳の土台」を作ること。8日目以降の自分の進みたい方向を、自分で決められる状態にすることが目的です。

7日間完走できたら、それだけでBlender独学組の上位20%だよ!次の30日、90日の自分が、きっと感謝してくれるはず!

8日目以降の選択肢:継続学習 / 就職準備 / 副業挑戦

7日間が終わったあと、進路は大きく3方向に分かれます。

  • 継続学習路線:書籍・スクールで体系的に深掘りする
  • 就職準備路線:ポートフォリオを整え、ゲーム会社・映像会社を目指す
  • 副業・販売路線:Live2D、3Dアセット販売、フリーランスへ

どの路線を選ぶにせよ、「学んだことを仕事や成果物につなげる」具体的な動線を知っておくことが、独学のモチベーション維持に直結します。

就職を視野に入れて学習する方は、Blender独学からゲーム会社へ|就職ロードマップでポートフォリオ要件・面接対策・実務スキルとの差まで踏み込んで解説しています。

独学後の8日目以降、何を伸ばせば現場で通用するかを知りたい方は、3Dモデラースキルセット【2026年版】を読んでみてください。プロが現場で日常的に使うスキル群を、優先度順にマッピングしています。

あなたの7日間が、3DCGとの長い付き合いの「いい入り口」になることを願っています。何か質問があれば、コメントやSNSで気軽に声をかけてください。それでは、また次の記事で。

── あかまる(現役自動車CGデザイナー)

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